ブロゴスフィア的社会参加2006年12月10日 15時20分09秒

  • Web2.0時代にふさわしい政治への参加の仕方 (CNET Japan)

    具体的には、私のもう一つのブログのエントリー、「『天下りあっ旋全廃に反対したらもう自民党には票を投じない』バトン」を見ていただきたい。

    今回の経済財政諮問会議で「天下りのあっ旋を全面的に禁止しよう」というすばらしい提案が御手洗会長らから出されたのだが、当然のように官僚からの抵抗が強いうえに、閣僚までが反対しているため、ここはブログを使って「国民の意思を明確に知らせるよう」というのがこのエントリーの目指すところである。

    今回の試みは、実験でもあるが同時に「ブログの活用のしかた」の提案でもある。「せっかくブログという新しいツールを得たのだから、それを使って自分の意見を述べ、もっと積極的に政治に参加しましょう、関心を持ちましょう」という提案である。まさに、「Web2.0時代にふさわしい政治への参加の仕方」の提案である。

  • 「天下りあっ旋問題」ブログは世論を作り出すことが出来るのか (ガ島通信 さま)

    ちょうど「ブログと言う個人が発信できるというツールを得たのに、なぜか社会参加を行うという意識が希薄なのではないか。もう少しブロガーも社会に関わる意識、シップを持つようにならないものか」という議論をしたばかりでした。ブログ(というより情報を発信できるあらゆるツール)が、シチズンシップを発揮するために使われるというこのような試みが積み重ねられていくことで、少しずつ社会が変化していく。そんな世の中になるよう願っています。

  • その本を読んでないのでなんか言うのもなんだが (finalventの日記 さま)

    脊髄反射的に言うと、大きな間違いだと思う。

    ブロガーがどのように発言しても社会参加を意味している。

    印刷用CSSにぶくまはりつづけても、それも社会参加を意味している。というか、そのほうがもっと明確に社会参加を意味している。印刷用CSSが求められている職場や市場があり、それは生活だからだ。

    社会に関わるということは、自分のおかれたスタンスというか、抽象化されたレベルのありようにすぎない。国家を論じることはそのごく一部でしかなく、しかもその論じる部分での抽象化された私とはものすごく小さい私であるし、小さい私ではなくてはならない。

    小さい私が小さい私と連携していくリアリティだけが国家のような化け物に向き合う最後の砦になるからだ。

なるほどねー。

自分もバトン回した口なので、あんまり大きなことは言えないのですが、世論ってのは、本来政治家がマスコミ通してぶち上げた物事に対して応答する形で湧き上がるべきではなくて、日常的に語られるものとして形成されるべきなんだろうね。そう考えると、天下り斡旋問題よりは、著作権問題のほうが、少なくともブロゴスフィアにおいては関心の高い、優先度の高い問題ってことになるのかしら? コピーアットワンスはじめとした DRM なんてもうここ数年ずっと語られて具体的に嫌がられ続けてきているわけだし。天下りも確かに語られては来たけど、庶民的反応はもっとずっと薄いものであったようにも思う。たしかに天下り斡旋は良くなさそうだけど、じゃあその具体的弊害は? って言われると。。。ケースバイケースで語られるべき部分ってのが今までそんなに語られてきたのかなぁ? という気はしてしまう。「こういう人たちが職場にやってくるから困る」みたいな。DRM は具体的な不便がずっと語られてきたからね。

アドバルーンに反応する形の世論ってのは、逆にマスコミに踊らされる確率も高くなる点にも注意を要するように思う。首相官邸 Web サイトの運営費問題なんていい例じゃん。毎日の記事がそもそも社民党の言いがかりならば、反論するR30 氏の記事も見事に釣堀だし、実際に釣られちゃっている「WEB屋の端くれ」さんによる指摘とか、いい感じで香ばしくなってるし。まぁ、お金の使い方に関してはそのうち詳細が明かされるんであろうからそれまで待てばいいじゃんとか思わなくもなかったりするわけですが。。。

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