週間ミヤダイ: いじめをなくす方法はあるか?2006年12月30日 20時25分43秒

こんなんめっけた。

TBS ラジオの podcasting サイトで podcast も公開されている。

んで、その中から、11/17 更新分の「いじめをなくす方法はあるか?」という放送が気になったので、聴いてみた。以下、番組の後半を重点的に、メモ。

  • いじめの多い/少ないの傾向はかなり研究されてきたテーマである。
    1. 共同体主義的 (全体主義的) な教育が施されているといじめは起こりやすくなる。
    2. 学校を聖域化する (社会から閉じた空間にする) といじめは起こりやすくなる。
    3. 関係性的な (物理的暴力の伴わない) いじめは、同じ時間を長く共有するシステムを開放すれば起こりにくくなる。
    4. 学校以外の居場所 (スポーツクラブ、ボランティア、教会、塾など) や関心事があれば、いじめを起こさなくなる。
  • 昔は体罰はかつてどの教師にも、あるいは親や近所のおじさんにまでもされることがあった為、一人の教師による体罰はそれらの「大人が行う行為」の代表に過ぎなかった。今はそうではない。→過去の記憶だけを頼りに (体罰問題にせよいじめ問題にせよ) その感覚に固執して語るべきではない (俺は体罰はそんなに嫌じゃなかったし、別にいいじゃねえか的な←「何故」平気だったのかに対する考証が欠けている)。
  • クラスという概念のない学校ではいじめはなくなるだろうが、その代わり友達を作れない子どもが出てくる。クラスがある学校かない学校か、子どもに選択できることが望ましい。
  • 上記の 4 にも関連するが、地域コミュニティが学校だけを足がかりに形成されている現状 (子どもが学校に通っているから、その関連の集まりに足を運ぶ、というだけの付き合いしかない現状) は異常。大人たちが形成するコミュニティにも、もっといろんな形質のものがあっていい。
  • スポーツクラブは学校の中で (部活動など) 存在するべきではない (学校内でのいじめがそのまま持ち込まれてしまうため) →学校とは別のコミュニティが形成されることが重要。
  • いじめ問題を解決する糸口は (上記のように) いくらでもある。これをマスコミがもっと示してゆくべきである。

最後に、「誰もが議論しても良い。でもマスコミは素人の床屋談義を流すべきではない」とも。ん、ん、ん、確かになぁ。。。(((((((((((/;^^)/

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