化粧は家で済ませましょう。2007年02月21日 23時48分02秒

所用で出かけた帰りの電車で、隣に座った女性がポーチからファンデーションを取り出して化粧を整えていた。おいらは基本的に化粧類の匂いが苦手なのだが、ファンデーション類は特に苦手だ。その場で結構激しく咳き込んだものの、それでもシートを立ち上がって離れるのは何だか癪だったので我慢してそのまま座っていたのだが、家に帰ってきてしばらくした今でも喉から気管支にかけての辺りに違和感を感じる。我慢するんじゃなかった。。。

タバコの副流煙なんかは社会問題化していて世間では相当嫌われており、どっかの知事とかが政治利用して一部施設の全面禁煙化なんて話をちらつかせたりなんてことにもなっていたりするわけだが、化粧品類の使用による周囲への健康被害に関して同じような話が出てくることは少ない。もっとも、化粧に関しては家で済ませるという良識ある人が多数派であるのに対して、タバコに関しては場所を選ばずに喫煙してしまう人が多いという事情はある。

ファンデーションにはベース基材としてタルクが使用されていることが多いらしいのだが、こいつは食っても害は無いものの、吸入するといろいろとまずいらしい。化粧以外にもベビーパウダーや食品添加物、ゴムの貼りつきを防止するなどの様々な用途で用いられているし、そもそも最近はタルクよりもセリサイトを用いている製品が増えてきているらしかったりして、これをもって「ファンデーションは危険」とか言っちゃうのはさすがにアレだけど。それからアスベストが混入していたなんてこともあったんだそうだけんども、それも今は流石に無いだろうし (知らんけど)。

つか、他にも着色料は酸化鉄だったり紫外線防止のために酸化チタンが配合されていたりと金属・鉱物オンパレードな上に、使用感を向上させるために合成界面活性剤を使っていたりするよーなものを気管に吸い込んで安全な訳が無いって気もするんだがどうなんだろう?

もちろん、そういうものを、わかっていて自己責任で使用する分には一向に構わない。それで見てくれがよろしくなるなら悪い気もしないしね。でも、他人がそれらを吸い込んでしまうかもしれない場所で使用するのはやめて欲しいと切に願う。タバコは分煙を推奨したいのと同様に、化粧も然るべき場所で済ませて頂きたいものだ。

更に言えば、飛散するほどの厚化粧もできれば避けて頂きたいものだが。。。皺を隠す化粧よりも、皺をできにくくするお手入れの方が、いろんな意味で好感が持てると思うのだが、どうだろうか?