国民宿舎はらぺこ 大浴場

boost::regex 関連の調査の宿題。ていうか、Boost ライブラリを用いた文字列処理全般、かな。

1. boost::regex_match() でマッチするケースと、boost::regex_search() じゃないとマッチしないケースとを切り分ける。
   • Perl では /^$pattern$/ でマッチするようなケースが boost::reg_match() ではマッチしないことがある模様 ... つい先日リリースされた 1.34.0 ではどうか?
2. Perl で言うところの /$pattern/g に相当する記述方法はないか?
   • boost::regex_grep() というのはあったらしいが、すでに deprecated 。Predicate とかいうコールバックらしきものの設定が必須な模様で、そういう意味でも使いにくい (Perl の grep 関数を意識してるのかな?)。
   • boost::regex コンストラクタで std::regex_constants::grep または std::regex_constants::egrep を指定した場合、どうなるか?
   • Perl の tr/.../.../ 相当の記述法も併せて検証する。ふつーに iterator 回せって? まぁそうなんだけどね。
3. Perl の split 関数に相当する記述法はないか?
   • boost::regex_split も deprecated 。つかこいつも使い勝手が微妙くさいなぁ。。。回りくどいというか。
4. Perl の正規表現との互換性。
   • boost::regex コンストラクタで std::regex_constants::perl や std::regex_constants::perlex を指定した場合はどうか?
   • boost::regex_match() または boost::regex_search() 使用時に、boost::regex_constants::format_perl を指定した場合はどうか?

んなところ。。。だっけかな? 検証対象は 1.31.0 でも試してみたいところだけど、勤め先は 1.34.0 に差し換える気まんまんっぽいし、とりあえず 1.34.0 だけでいいかな。

5. キャスト演算子 boost::sub_match::operator basic_string はどうやら値すなわちクローンを返すようなのだが、こいつの動作を過信して、添字指定演算子 boost::match_results::operator [] の戻り値に対して直接 basic_string オブジェクトとの == による比較演算を行うと、それが 2回目以降の参照とかだったりするとデバッグエラーになることがあるっぽい。再現性はあるか、要確認。

それから、1に関しては、職場で作っていたプログラムにとんでもなく恥ずかしいバグを見つけた関係で、どうやら勘違いであるっぽいことが判明したので、調査対象から外すことにしようかと思う。つかもう寝るよこんちくしょう。