Ubuntu 14.10 で M-AUDIO Fast Track C400 を使用する ― 2014年12月04日 12時17分24秒
最近、仕事用のメインマシンを Ubuntu で運用している T.MURACHI です。
音楽ツールの開発にいい加減取り掛かりたいので、 GCC が使いやすい環境ということで Windows 離れを図ったのですが、ここしばらく、使用しているサウンドデバイスである Fast Track C400 から音が出ない現象に悩まされておりました。しかし実際のところ、なんてことのない原因だったことが先日判明したので、お恥ずかしい話ながら、似たような USB オーディオデバイスの Linux での使用を検討している方向けに、情報を開陳しておこうと思った次第であります…。
音量の設定は PulseAudio 側のみではなく alsamixer でも必要ですよ!!
…要点としては以上になります(恥)。
よくわからない方のために一応手順を示しておきますね。
- Ubuntu 14.10 (14.04 LTS でもいいや) をインストールする。この時点で、 Fast Track C400 であれば、 USB で接続されていれば認識されている。
- 「システム設定」を開き、「サウンド」アイコンをダブルクリック。「サウンドの出力先」に「Fast Track C400」を選ぶ。「モード」は、普通にステレオで使うのであればどれでも構わない (実際に 4.1/5.0/5.1ch 使うのであれば、好きなのを選べば良い)。
- ターミナルを起動する。 Windows キーを押すと出てくるリソース検索窓の入力欄に「terminal」と入力すると、「端末」という名前のアプリケーションが候補に出てくるので、それを選んで起動してあげれば ok 。
- どうせ Linux とか使う奴はしょっちゅうターミナル使うことになるんだろうからドックにアイコン登録しとけ。
- ターミナル上で「alsamixer」とタイプし、 Enter する。 alsamixer が起動する。
- カーソルキーの左右で、チャンネルと端子の対応を選択することができる。例えば、「PCM1-Out1」は、 ch.#1 のサウンドを Out1 端子から出力する、という意味になる。カーソルキーの上下で、選んだ組み合わせのボリュームを変更できる。こうした操作により、任意の組み合わせのボリュームを調整する。
- 例えば単にステレオにしたい場合で、 Out1 端子を左スピーカーに、 Out2 端子を右スピーカーに接続している場合、「PCM1-Out1」と「PCM2-Out2」のボリュームを Max にしてあげれば ok 。
- 音を鳴らす任意のアプリを動かして、ちゃんと音がなることを確認する。
alsamixer での設定は、通常は一度設定してしまえば OS を再セットアップするんでもない限り保存される模様。ただし、ふとした時に音が出なくなったとお悩みの際には都度この設定を確認してみるといいと思う。
Ubuntu 14.04 を最初に設定した時には音がなっていたような気がしていたのだが、もしかしたらその時にも調べて alsamixer でボリューム調整していたのかもしれない。で、カーネルが更新されたとかのタイミングでリセットされたとか… 設定できる内容を見る限りデフォルトは全チャンネルボリューム 0 じゃないとおかしい気がするので、多分そんなところだったんじゃないかなぁと反省… orz
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