Ikena Copyright2007年03月16日 09時22分50秒

こちらのコメントが興味深い。「どの程度の利用であれば容認するか」といったコントロールも可能であるとのこと。もっともこの技術によって、国境を越えて作品をお目にかけられない地域の人間が幸せになれるわけでは無いし、特に日本のコンテンツホルダーはこういうものがあっても単純に「20秒でも許さん」という運用で倒してしまいそうな気もする。そもそもフェアユースって概念が日本の著作権法には存在しないからなぁー。

大和総研の大学名フィルタリングシステム2007年03月16日 21時55分28秒

個人的には、出身大学名を採用・不採用の参考のひとつにすること自体にそれほど大きな問題があるとは思わない。いや、参考どころか、そこに最低基準を求めるような考え方や、あるいは特定の大学出身者のみをかき集めて青田刈りするようなやり方も、程度如何では白い目で見ることはあっても、例えばそのことに対して罰則規定を設けるべきだとはこれっぽっちも思わないし、そこに拘ることに科学的、統計的、もしくは社会的にでも意味があるというのであるならばそれを論理的に否定する気にもならない。

しかし一方でいわゆる「学歴差別」を批判する声が多くあり、そのような状況下において企業が新卒生採用に際してあからさまに大学名による差別を行っている実態を秘匿したいものとして、あるいはそうした企業が就職情報サイトにおいて

名前やイメージだけで、会社を選ばないでください。
私達も、あなたを表面だけでは判断しません。
お互いに深く理解して、採用活動を行いたいと思うので
まずは、あなたも当社のことを知ってください。

とした誠意の表明まで行っていながら、こんな簡単にばれるようなシステムで大学名による選り分けを行おうとしていたというのは極めてショッキングな出来事である。

モラルだとか誠意だとか言う以前に、あまりにも頭悪いし、学生舐め過ぎという部分が問題なのだ。このようないわゆる「学歴フィルター」を行っている企業というのは、恐らく過去にも同様に大学名による選り分けを実施してきているのであり、すなわちこうした企業に勤める社員の多くを、この選り分けの対象となるようないわゆる有名大学出身者で占めているのではないかと思われるわけだが、そうした本来「頭がいい学生」だったハズの人たちが、このような非常に頭の悪い方法で、学歴フィルターの実態を隠匿しようとしていたと言う事実が何を表すのか。彼らはいったい、大学で何を学び、そして社会に出て何を学んできたのかと、問いたい、問い詰めたい、以下略なのである。(古いな)

就職活動に臨む学生達は、このような企業の実態に直面した際には、危機感を覚えた方が良い。あなた達は今、非常に頭が良いかもしれないが、そんな会社に入社してしまえば、将来は彼らのような、おつむの弱い人間になってしまうかもしれないんだよ。残念ながらそればっかりは、現在の医学を以ってしても、治すことはできないのだから。。。