MS Office 2007 のサイトからオンライン登録しようとするとオレオレ証明書が表示される件2007年11月30日 15時48分03秒

Microsoft Office 2007 インストール後に表示されるこのサイトから、「無料のオンラインサービスへの登録」をクリックしたら、上図の画面が表示された。オレオレ証明書は信用するわけにはいかないので、これより先に進めませんっ><

品質と人気の関係、あるいは品質の価格破壊の可能性について2007年11月30日 22時00分45秒

興味深い。けどちょっと引っかかる点があったのでそれだけ。

僕の私見になるが、コンテンツにとっての品質という概念の価値は、「品質の高い商品はより多くの人間の注意を引く、興味を喚起する」という点にある。つまり、品質が高ければ高いほど、多くのユーザーがそのコンテンツを高く評価する可能性が高まるということだ。リーチ率に直結している。それが品質の機能であり価値。

全体を読んだ限りでは、ここでの「品質」というのが「製品としてのクオリティ」を指すんだろうなと読みました。例えば映像であれば、光の当て方やマイクの配置、カメラの動かし方などといった、プロの世界では「セオリー」として培われているノウハウに基づくもの。あるいは実際に撮影に使用する機材の良しあしとか、そういったこと。DTM 齧ったことがある人なら、録音した音が一般に売られている CD とかより小さくなりがちなのを、マスタリングの手法とかでどうにかする、みたいなこと、と言えば通じるかな。

で、ここではそういう意味での「品質」が、リーチ率に直結している という前提で続きが述べられているんだけれども、その前提ってそもそも正しいのかしら? とか思うわけですよ。

個人的には、コンテンツが注目を集めやすく、リーチ率が高くなるための要素として一番大きいのは、やはり直観的な「面白さ」だと思う。面白さと一口にいってもいろいろあって、一番大きそうなのはたぶん「新鮮な驚き」といったあたりだと思うんだけれども、それ以外にも知的好奇心を奮い起こすだとか、見ていて安心できる (癒し系/和み系/萌え系/etc...) だとか、とにかく笑えるとか泣けるとかかっこいいとか。

例えば (はてブでもちょっと触れたけど) 映像の品質が人気と必ずしも直結しない好例としては、加トちゃんケンちゃんごきげんテレビを始めとした素人投稿映像で率が取れるという現実が挙げられると思う。世界まるみえ!テレビ特捜部なんかは世界中から引っ掻き集めたホームビデオを垂れ流すような番組だし、そうでなくても素人がたまたま撮影した矢ガモやアザラシや 9・11 などの事件・事故映像がセンセーショナルなニュースとしてワイドショーその他で繰り返し流されたりして数字を稼いでいたりする。

それに対していわゆる「品質」というのは、言ってみれば「プロの (最後の) 良心」として、強いて言えば視聴者に安心感を与えるための手段として用いられているにすぎないのではないかと思う。これは必ずしも「注目を集めるため」に用いられているのではないので、そういう意味では重要性が薄れているように見えるのかもしれないけれども、個人的にはプロの仕事としては非常に重要な要素であり続けるものだと思っている。究極的には、金を出して作品を鑑賞する、または CM が差し挟まることに視聴者が納得する上での、最低要件の一つというべきもの。テレビ番組で素人の投稿ビデオが許されるのも、それがあくまで素人映像であることを断っているからなのであって、例えばそういうクオリティでテレビドラマが撮影された場合、内容がどんなに面白くても、見る人は少なくなるだろうなということは、一部の深夜時間帯に放送されるドラマやテレビ東京で放送されるドラマらしき物の資料率の低さからも窺い知れるんじゃないかと思う。

某パンシャーヌみたいなのをスポンサー付けてテレビでやっても受けないけど、素人が似たような映像作品をニコニコにうpしたらそれなりにコメント賑わうんじゃねーの、みたいな。例えが悪すぎですね。すんません。

とにかく、ニコニコは面白いけど、ニコニコで流行っているようなものがテレビで延々流されたりしても、そしてたとえニコニコと同じような仕組みがテレビにも実装されたとしても、面白いかもしれないけど結構引くぞ、というお話。ニコニコみたいな場においては、作品の品質の低さ、より分かりやすい言葉で言うならば「素人臭さ」という部分については、かなり許されているような空気で満ちていると思うし、それはそれで良いことだとも思う。

もっとも、個人的には素人映像レベルでも今後は市井に出回るツールレベルで品質を向上するための補正ツールやフィルタが出回ったり素人向け雑誌やそこいらのサイトとかでライフハック的にノウハウが知識共有されたりしてどんどん向上していっちゃうんじゃないかと思う。そしてかつてのゲーム業界におけるゲームセンターの業務用基板とコンシューマー機と PC の追いかけっこと同じような現象が市場を巻き込む規模で起こって気が付いたら中身が PC になってたゲーセンマシンや XBOX と同じような状況がいずれはやってくるんじゃないかと妄想する。で、品質が高いのが当たり前になったころに、同じ議論を繰り返したならば、品質が高いのが当たり前という前提での話になるわけだから、もうちょっと違った見解が出てくるんじゃないかと思うよ。昨今だと音楽がそういう状況に近くて、アーティストたちの行動によってレコード会社の存在意義も揺らいできていたりするよね。映像に関してもそういうレベルにまで至れば、今度こそ著作権に関する議論ももっといい意味で白熱してくるんじゃないかとも思う。

現時点では技術が伴っていない以上、妄想に過ぎないお話だけどね。

Cygwin のインストールが終わらない。。。(´;ω;`)2007年11月30日 22時27分28秒

Vista で動作確認が必要な仕事が舞い込んできたんで開発環境構築しているわけなんですが、個人的にはぜひとも入れておきたいツールである Cygwin のインストールが一向に終わる気配がなく。。。ブログ記事一本書いちゃったよ。職場でブログ書くなんて久しぶりだわまったく。。。

帰るか。(*sigh*)

あ、Vista の愚痴についてはいずれ書くと思う(とかゆw