そしておいらは覚悟を決められない2005年09月27日 08時30分13秒

そもそも相手がいないのにこんな話をしても仕方ないのかもしれない。おいらは結婚したいという動機が先にあって、その為に相手を探そうとする人の気を理解できないのだ。人が異性と結ばれたいと思う気持ちは本能に起因するが、誰でもよいというわけではないだろう。運命的な出会いというものが存在するのかどうかは個々の思い込みによるのだろうが、意中の人と出会い、相思相愛となり、残り半生をこの人とともに生きてゆきたいと思ったとき、それを実現する方法のひとつとして、結婚という手段があるのではないかと思う。成功すれば一応社会的にも認められるわけだからね。

結婚した二人は、何らかの形でお互いの生活を支えあい、助け合って生きてゆくことになる。共働きによって家計に余裕を持たせる方法もあれば、どちらかが家事に専従して日々の生活を円滑に過ごす方法もある。あまり現実的ではないが、働く以外の何らかの方法で収入を得ているという家庭もあるのかもしれない。中には「俺が稼いできた金なんだから俺が管理するんだ」とか言って家事に専従する妻に財布を握らせようとしない恩知らずの旦那というのも少なからずいるんではないかな、知らんけど。

おいらが「心中」「覚悟」という言葉をあえて選んだ背景には、おいらが従事するコの業界には従事者の家庭を著しく不幸にする要素が存分に含まれてしまっているという現実がある。おいらはかつて、飯田橋にある某社のビルで、何日も帰れずに仕事で夜を明かす比較的若手の職員が、暗い顔をしながら妻にケータイで連絡を入れていた光景を見てしまってから、自分が結婚をして家庭を持つということを想像し、恐怖感を抱くようになってしまった。

人生に対する将来的なビジョンをなるべく持たないようにしながら生きてきた理由でもある。おいらがこれから迎え得る不幸に、誰かを巻き込んでしまうのが怖いのだ。それが、最愛の人であればこそ。

ましてや、つい先日、友人がこの業界の職業病とも言われるうつ病に伏し、施設へ入院するといった経緯に触れるにあたり、おいらの中の恐怖心はますます大きなものとなってしまった。

先日の独り言に対してコメントが寄せられているが (二人とも、おいらの大切な友人です)、例えそれが「覚悟の言」であったとしても、口にするだけでは覚悟とは言わない。明るい展望はもちろん見えるだろうが、最悪の状況だって、いくらでも想像できるはずだ。そうしたときに、自分は彼女を、彼女は自分を、本当に支えあえるのか。そして、支えあわなければならないのか。自分が彼女を不幸にしてしまったとき、自分がしてあげられることは何なのか。自分が彼女の不幸や不誠実に直面してしまったとき、自分はどう、行動するべきなのか。そういったことの全てを十分に考慮し、検討した上で、それでも二人が結ばれることにお互いを認め合い、許しあうことができたとき、はじめて「覚悟を決めた」ことになるのではないか、とおいらは思うのです。「心中」という言葉は、そういった様々な事柄を抽象的に表した言葉であって、何かあったらいっしょに自殺しようなどという安直な意味で書いた言葉ではありません。

「うまくいくことが前提」では、多分うまくいかない。マーフィー流に言えば、「失敗する可能性のあるものは、失敗する」のですから。あなたは、うまくいかない場合を想定して、生きていますか?

期待してまっせ>たわれこ、なっぷ2005年09月27日 17時00分34秒

主なサービス内容は以下の通り。

  • 月額料金でダウンロードし放題、ただし解約するとダウンロードしたファイルも再生できなくなる「サブスクリプションサービス」
  • 1曲99セントで永久に再生できるファイルをダウンロードできる「Napster Light」
  • ポータブルオーディオプレーヤーに無制限に楽曲を転送できる「Napster To Go」

ちなみにアメリカでのサービス価格はサブスクリプションサービスが月額 9 ドル 95 セント、「Napster To Go」(携帯プレーヤー転送サービス付き)になると月額 14 ドル 95 セント(参考)。

iTMS の日本での価格設定を考えると、日本で同サービスが展開された場合の価格設定は大体以下のようになるんではないかなと予測してみる。

  • サブスクリプションサービス : 月額 1,680 円
  • Napster To Go : 月額 2,480 円
  • Napster Light : 1 曲 148 円

個人的な希望価格はもうちょっと低めなんだが。。。甘いか? (´・ω・`)

個人的には、たわれこサイドの意気込みに期待したいところは結構ある。例えばこれ。

ダウンロードモデルに対するサブスクリプションモデルの優位性という点で言えば、数年前のエンコーダでリッピングした楽曲と、今のエンコーダーでリッピングした楽曲では飛躍的に音質が違います。今後もさらに技術革新によって音質は良くなっていくでしょう。

そうなると、「楽曲データは一時的に扱っているもの」という意識が生まれるようになると思っています。Apple CEOのSteve Jobsは「楽曲を永久的に保有できる点で、ダウンロードモデルはサブスクリプションモデルより有利だ」という話をしていますが、ある日音質が劇的に向上したiTMSが始まった場合、1曲150円で1万曲購入したユーザーが楽曲を買い換えるのかいう問題が起きてくる。一方で、サブスクリプションモデルならば、ファイルをダウンロードしなおせばいいんです。

技術の向上を認めるたびに、古い楽曲もひっくるめて積極的にファイルを新しいものへ更新してくれるということ? あるいはサーバー側ではリニアのデータがあって、ダウンロードする際に常に最新のエンコーダがフィルターとして稼動するとか(めちゃめちゃサーバー重くなりそうだなw)。あ、そもそもサンプリング方式とかが変わればリニアのデータもリマスタリングになるのか。ふむん。

最低でも100万曲は揃えたいと思っています。なぜかというと、タワーレコードの渋谷店で取扱っているCDの数は約15万タイトルです。仮に1タイトルに 10曲入っているとすると、店頭には150万曲が存在することになる。そうなると100万曲を揃えてももまだ実店舗に負けてます。音楽配信はバーチャルスペースで物理的な制約なく楽曲が置けるという点がメリットの1つだと考えていますので、少ないながらもまずは100万曲を目標にしていきます。

タワーレコードは現場のスタッフを中心にニッチからマスまで幅広い音楽知識を持っている人間がたくさん集まっています。ですから、ただ100万曲を集めるだけではなく、店舗でのノウハウを生かして楽曲とユーザーを結びつける取り組みを進めていきます。

確かに、100万曲程度では「意外と少ない」って感じちゃうものかもしれないね。特に、特定のカテゴリやアーティストなどで絞込検索が可能なシステムでは、探している物の数の少なさというのは如実に感じてしまうものだし。

通信カラオケなんかだと、曲の揃え方一つを見ても各社それぞれの特色がありますが(DAM は J-POP 中心だけどアルバムの隅っこにあるような曲も結構拾ってる、とか、HyperJoy は声優系にやたらと強いとか)、音楽配信サービスもそんな感じで、各社各様に音楽的な特色っていうかカラーみたいなものが出せると面白いんじゃないかなぁなどと思ってみたりしています。