プレーオフ批判2005年10月16日 08時49分21秒

セ・リーグでも開催の動きがあるプレーオフ。中日は反対の立場をとっているが、その急先鋒が落合監督だ。「シーズンの重みが薄れる」と発言してきたが、今年のパ・プレーオフを見ていても納得できない。テレビで見たくても地上波での全国中継もなし。「スポンサーがつかないんだろう?」。必要性に疑問を感じるというワケだ。

つーか、放送してくれよ (血涙)

# しないならせめて JSPORTS とかに放送させてくれ。民放各局の BS チャンネルは見れないのよ (T-T)/

そもそもシーズンの序盤~中盤であっても巨人戦以外はスポンサーがつかないって状況が打開できない限り、全国中継に必要性を見出すのも無理な話なのでは? とは思うが。

「100試合以上やって数試合で運命が決まるのはおかしい」と真っ向から否定しているオレ流監督。もし今年、パと同様の制度があれば、10ゲーム差の2位の中日にも日本一になるチャンスがあった。だが、きっぱりと言い切った。

「(シーズン)2位で日本一になったって、ちっともうれしくない。オレはそう思う。それにパ・リーグだって現場は望んでいないんだろう」

ゲーム差については微妙だね。ゲーム差が開けば開くほど、1位通過のチームが敗れたときの不条理感は増すわけだけど、でもゲーム差が開けば開くほど、この制度の意義も増していくことになるのよね。元々「消化試合」を無くすためのアイデアだったわけだし。

もっとも、プレーオフ権争いにいたはずのライオンズやオリックスのホームゲームが相変わらず終始消化試合かと思わせるほど客足が少なかったことを考えると、プレーオフ導入するだけで客足に劇的な変化が生まれるとも考えにくいのよね。

それに、「ファン重視」の改革はいいんだけど、「ファン偏重」になってはいけないと思う。シーズンの重みが軽くなりすぎてはいけないってのは全くその通りで、バランスは大切だと思う。

個人的には、いつだったかの王さん案みたいな感じで、各リーグの優勝チームはペナントレースだけで決めちゃって、日本シリーズに各リーグの上位2チームずつが出場する、って形がちょうどいいんではないかと思う。

もっとも、今年のパ・リーグのプレーオフは、3 位ライオンズはアレとしても、2 位マリーンズと 1 位ホークスはどっちが優勝でもおかしくないと思う。ゲーム差は確かに 4.5 ついたけど、両チームとも 136 試合中で 80 勝以上勝っている中での 4.5 ゲーム差は有意差ではあるけど大差とは言えないと思うし、何より直接対決での対戦成績は 10 勝 10 敗の五分。実力は伯仲しているといってもいいんではないかと。まぁ、城島の戦線離脱はホークスにとっては痛いけどね。