なるほど。 ― 2006年11月03日 01時21分42秒
「生徒に瑕疵はない」とする理屈がまかり通っているようだが、はたして、「全くない」といえるであろうか。
経済的スポンサーである親と、子と教師が協議し、受験科目を勘案し、進学校を決断した子にも責任はあるはずだ。
学校が、通知表を操作していることを、不思議に思ったり、疑問を感じたりしている子が、かなりいたことも事実だ。
個人と社会との関係づくりについては、幼児教育から積み上げていかなければ、利己主義を優先する社会を築いてしまうことになる。
「お受験」の手段を優先し、「教育」の目的をスポイルする、学校社会の「情けない」「悲しむべき」事情に、しっかりと目を向ける必要がある。
「競争原理」「勝ち負け」「格差」、こうした問題の存在を議論するとき、現在の教育システムの見直しは、避けて通れない課題のはずだ。
御意。
TV 報道ではまるで高等教育の目的が大学進学にあるという前提がまかり通っているかのようになってしまっている気がするが (とくにフジ系列)、問題の本質を履き違えるべきではない。今回の措置で「これでおしまい、めでたしめでたし」とするのではなく、また現場のみの問題として防止策ばかりを検討するのでもなく、指導要領の範囲 (高校のみならず小・中含めて) から指導体制、センター試験の内容、大学受験制度そのものに至るまで、見直すべき影響範囲は広いはずの問題であるという認識を持つことが、まず必要なのではないか。
もっとも、今回に限っては履修時間軽減に反対ではないんだけどね。むしろ「仮卒業」扱いにして後日テストを受けた人間に正式な卒業証書を渡す、とかでもいいんじゃね? とか思ったりもする。本音を言えば過去に遡って調査した上で、OB に対しても同様に対処して頂きたいところだけどね。漏れも高校で授業うけてーよwwwww
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