松永氏がらみ、雑感 ― 2006年03月22日 13時30分02秒
こうやって文章を書くこと自体がそもそもおこがましいのでありますが。。。
絵文禄ことのはの松永氏が、元オウム信者で河上イチロー名で文筆活動していた経歴をカミングアウトしたっちゅーか暴露されて認めた件。周囲が騒ぎすぎなのはいつも通りだね。ビバ日本、村社会。
多くの日本人は、オウムっつーか現アーレフをテロ組織だと認識している。
多くの朝鮮人は、日本って国を侵略国家だと認識している。
「謝罪ニダ賠償シル」を腹のそこから笑う右向きブロガーが、オウムからの偽装脱会をしたゆえ「元オウム」との主張は信用ならん!などと松永氏に対して必要以上に反発しまくる矛盾。
対して、「生活を守るため、文筆業を続けるため」にオウムであったことを浸隠しにしてきた松永氏は、関係者への不当なバッシングによって自分以外の人に迷惑が降りかかったりして、行動・言動に焦りを見せているというか、頭に血が上りすぎているというか。わざわざこんなもんまで作っちゃうし。別にそんなもん、誰も望んどらんがな。もちろん、当人がカミングアウトしちゃった以上、書かないと気が済まないということなのだろうと思うし、書くことによって誰かに迷惑が及ぶわけでもないんであれば、まぁ、勝手に書けば? って感じではあるのですが。
んで、何が「普通の感覚」か、なんてのは、おいらとしては正直どっちでもいいのですが、今回の一件について、松永氏本人の行動・言動を冷静に直視・観察できないまま、「オウム」って名前だけにギュンギュン反応して拒絶反応示しちゃうタイプの人は、はっきりいって危険だと思う。1に肩書き2に経歴、3、4がなくて、5に印象、なんて基準でしか人を見れない人は、騙されるときは簡単にだまされるし、周囲がバッシングをはじめれば簡単に乗せられて、傷つけなくてもいい人を傷つけてしまったりする。おいらとしては、そういう人とこそ、できればお付き合いにはなりたくないなと思うわけで。
とりあえず、松永氏が今回の件について、ブログや、氏の書籍などを読み、共感を寄せていた方々に対して、誠意を持って説明責任を果たそうとしているのかどうかは、現時点ではまだまだ全然わからない。だから疑うべきところは指摘してもいいと思う。でも、そこから勝手な妄想を広げてあること無いこと書き散らかして、印象操作で周囲の共感引き寄せてバッシングを煽るようなやり方はやめようよ。はっきりいって見苦しいよ。
つい先日まで、旦那にあること無いこと書きたてられつづけて苦悩しつづけてきた人を、割と近い場所で見つづけてきたおいらの雑感。
コメント
_ 松永 ― 2006/03/22 23:39:02
_ T.MURACHI ― 2006/03/23 10:40:50
別に、万人の言うことを聞き入れる必要はないと思いますよ。周囲が書けというから書くのではなくて、何をどこまで書かなければならないのかを見極めるのも、また、松永さん自身の責任なのではないかと思います。
滝本氏がどのようなアドバイスをされているのかは存じませんが、松永さんがこれまで隠してきたもののうち、隠すべきではなかったものを、誠意を持って明かしてゆけば、この件についての説明責任は十分果たしたことになるのではないかと思います。
各々の投げかける疑問については、答えられる範囲で一つ一つ明かしてゆけばよいのではないかと。
多くの人は、松永さんがオウム信者であったことを「隠していた」ことに憤り、今なおもって、松永さんがアーレフと何らかの利害関係を保ちつづけているのではないかという疑念に不安を覚えています。
前者については、隠していたもの、本来隠すべきではなかったものを明かすことによって責任を果たすことは可能ですし、実際それ以外に方法はないでしょう。「すべてを語る」のではなく、「必要なことだけを明かす」(できれば簡潔に) べきなのではないかと。
後者については、今後も続けられるのであろう文筆活動およびブログの中で、誠意を示し続けるより他はないのではないかと思います。それでも、周囲のすべての人から不安が拭われることはないのでしょうが、おいらとしては、別にすべての人に許される必要もないのではないかと思っています。
人の行動を評価できない人間は多いですが、見てくれている人も確実にいます。
ちなみに、個人的には、カミングアウト、および本件に関するその後の説明・やり取りについては、本来であれば「絵文禄ことのは」の方で行われるべきだったのではないかなぁとも思います。おいらはまだ貴サイトを見るようになってからそれほど月日もたっていないので、この認識は的外れなのかもしれないのですが、「備忘録ことのはインフォーマル」は、著者の記述が情緒的になることを、著者自身が許しているサイト、であるように思えます。誠心誠意を持って説明を行うという行為に、感情を差し挟むべきではないのです。そういう意味でも、松永さん自身が冷静に、自制心を持って望める「絵文禄ことのは」にて本件を取り扱うのが、おいらとしては正しい態度の取り方なのではないかと思います。
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