アーティストにこそ行動を起こしてもらいたい。2007年01月24日 00時32分47秒

でもまぁ、なかなかこういうシステムは変わらない。だから、こういう事件に対して怒りを覚える人はJASRACが本気で「焦る」ように、怒りを露わにしていけばいいんじゃないかな。

今回のニュースで、っていうか、毎度の手口なんだけど、相変わらず違和感が大きいというかもっとも許せないのはこの部分だ (強調は T.MURACHI による)。

JASRAC側は、その後の説得にも豊田被告が応じなかったため、2001年、東京地裁に演奏禁止の仮処分を申請、認められた。JASRACによると、カラオケや生演奏での使用料は、客席数や演奏時間などを基準に算定。同店には33席あり、1曲当たり90円。仮処分の時点では、過去10年分の未払い使用料は約840万円とされた。

だが「計算方法が納得できない。負債を抱え、支払いはできない」と拒み、演奏を続けた。JASRACは同法違反容疑で警視庁に訴え、豊田被告は昨年11月に逮捕された。

何故、開店当初からの年数で換算するのか? 証拠能力があるのは発覚当時からであり、そこから換算するのが妥当なのではないか?

個人的には、銀河のほとりのケースは、未だ以って、絶対に許せないし、だからこそ、JASRAC という団体は、信用に値しないと思っている。著作権料が発生しないはずの楽曲のみを演奏していても、根拠のない言いがかりを付けられて大金を徴収されるのは、どう考えたっておかしいだろう。

しかし、一番許せないのは、こういうことがこれだけいろいろと話題になって、騒がれているのに、未だにそんな JASRAC に著作権管理を委譲するという、犯罪的な怠惰を犯しているミュージシャン達だ。JASRAC にガンジー的行動が通用しない以上、飲食店等の利用者は著作権弱者である。彼らがいくら「生」の、筋の通った怒りを示してみせたところで、恐らく何の進展も無いだろう。ミュージシャンが JASRAC から離れること。これ以外に、今の JASRAC に痛手を負わせる有効な手段は存在しない。だからこそ、ミュージシャンがこの現状を知り、率先して行動を起こすべきだ。

それができないのであれば、少なくともおいらは JASRAC の息吹のかかった日本の音楽シーンにお金を落とす気には到底なれないし、同じように日本の音楽シーンに失望する人間は増えてゆくのではないかと思う。つか、同人とかネットとかで盛り上がってりゃいいじゃん。志半ばのプロならもう要らんよ。はっきり言って。

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