そもそも著作財産権自体なし、free でいいじゃん。ダメ?2006年12月09日 00時56分55秒

印税の話とか、すげー参考になりますた。

実は、母方の祖父である大岡欽治の遺作『関西新劇史』を新たな形で利用したければ、遺族は自分と妹になるので、私の許可を得なければ不可能ということになる。しかし、今、このことを書くまですっかり忘れていた。そして、出版社側も私の連絡先を知らなければどうなるか。この本は消え失せるしかないわけである。しかし、これがパブリックドメインであれば、その作品は消えない。

古い話を蒸し返すようでアレなんですが、某教団の行方次第ではそもそも連絡も不可能だったかもしれなかったわけですね。。。そうなると、偉大な作品が、子孫の行動如何で死蔵される可能性もある、というのが現行の著作権法なわけで。。。

そんな保護ならおいらも欲しくないなぁ。

そんなわけで、死後の保護期間を20年延長するくらいなら、その分、印税を「発行部数×定価×10%」ラインを確実にしてくれるとか、あるいは死後の保護期間なんて放棄してゼロでいいから、今の印税を15%とか20%にしてくれるとか、そういうふうにしてほしい。

(中略)

2006年12月08日 sirouto2 2権利 ああ、ゼロ年はダメなんですよ。極端な話、億単位の金を産む著作権者が殺される可能性もあるし。死後より今金をくれというのはよく分かりますけどね。

なるほど。でも、ふと黄金の卵を産む鶏を殺してしまう話を思い出した。

個人的には、財産権の保護は著作物の発売開始から一定期間が妥当なんではないかと思ってます (タイトルと言ってること違う? すんません、単なる煽りです \(^O^)/ ) 。そうすれば、著作者が長生きであるか否かで損得が変わる人はとりあえずいなくなるし。

それに (作品の種類や個々によっても事情は変わりますが) 多くの作品は時期が過ぎれば売れなくなって勝手に絶版になってしまうわけで、多くの著作者にとって「死後の (身内の) 財産」に寄与することは無い (小説・随筆の類ならともかく、流行りものの漫画やアニメ、J-POP、それから実用書やら自己啓発本やらの類なんかは概ねこっちなんじゃないかな…てゆか、歴史に残るような作品作ってから死後を語れと、って感じで)。つまり多くの著作者にとって、現行の法制度は実態に適っていないわけで。

それでも、「死後0年」が NG だということならば、むしろ「発売から XX 年」の方が、実態にはそぐっていると思うし、よっぽど文化的だとも思う。

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